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路線バス
2006.02.15(水) 21時50分頃 気温28度。インドで乗りたかったのが路線バスだ。夕食をした後、デリー駅まで路線バスで移動した。
立っている菜っ葉服の人が、車掌さん。バスの乗客の皆さんは陽気だ。車掌さんに写真を撮っていいか聞いたら、大歓迎だった。
バスは後のドアから乗って、ドアの横にいた車掌さんから乗車券を買った。ただ、下の動画(リキシャ4)だと、一瞬だが前のドアから乗っている人が見えるので、混んでいる場合の乗車はどっちからでも良いのかもしれない。
デリー駅まで2ルピー(5.5円)。バスに乗った時間は10分、2キロ程度か。混んでいるバスも多かったが、空いているバスで良かった。
バスの乗車券。紙はわら紙。1280x1024の17インチ液晶で原寸。(8.6×2.8cm)
上は裏。青線が入っている。
左に2箇所の切れ目があるのは、乗車券の2箇所を止めて束にしてあるのを引きちぎったためだ。車掌さんの左手注目。
バスの運転手さん
俺を写してくれと言ったバスの乗客。モニターを見せたら、それを持って周りに自慢した。
バスの車内
私は太り、醜男なので顔は修正してある。(恥ずかしいのだ)
下写真拡大
車内をもう一枚(前方写真)
日本のバスと比べると安普請だと思ってしまう。シートの骨組みやライトの配線を見ると、カッコ悪くても安くて丈夫なのを目指しているのが分かる。こんなのを見てしまうと、世界の開発途上国への輸出競争では、日本の会社よりインドのTATA社が強いだろうと思う。20年くらい前、インド製の鉄は巣があり、車もエンジンの中に空洞があったり、シャフトが折れたりするという新聞記事を読んだことがあるが、今のミタルは品質も一級だ。
降りるときの写真
おじぎをしながら「ありがとう。さようなら」と言って、前のドアからバスを降りた。私が降りたら、ターバンの乗客が降りながら声を掛けてきた。
バスの前で記念撮影をしろのこと。車掌さんも降りてきた。運転手さんも笑顔で了解し、バスをしばらく止めた。良く写真をみると運転手さんが手を上げている。
最後に車掌さんと握手して別れた。ちなみにバスは道の真ん中付近に停っている。バスはこんなことをしてもいいらしい? 道の真ん中付近に止まったバスからターバンの乗客が降りるところ。←停まっているバスの右側を自転車が通っている。停まっているバスの左は通ってはいけない規則が遵守されているようだ。インドでは、道を走る物で一番偉いのはバスのようだ。
皆さんのご親切に感謝。
なお、バスに乗った場所は、夕食を食べたレストランの前だったとしか分からない。
写真下。夕食を食べる前にインド舞踊の店に行った。ハワイに行ったらフラダンスを見るようなものだ。
この後、3日のブランクあり。
児童の遠足(デリー市内のラージガート)
上の写真の3日後の2006.02.18(土)12時頃 気温31度 乾季で、太陽が出て、雲ひとつなく晴れているのに、青空でなく、また影が薄いのは、デリー市が分厚いスモッグに覆われているからだ。
整列の仕方は日本と同じ。前の人の肩に手を掛ける。このような整列はイギリス式か、アジア式なのか?幼稚園から小学生低学年くらいなんだだろうが、おしゃまな子もいるナア。東洋人なので注目を浴びたところをパチリ。
目立とうと手を振るのは、人類共通の仕草だなんて思う。
どこでもこの年代はお調子者が多く、先生は「コリャ・コリャ、困ったもんだヮ」と大変そうだった。
ここからNehruPlaceへ移動中の車が、信号で停車中に物乞いが来た。小さく開けた窓から10ルピーを渡したら、運転手がガイドのカーンさんへ「この日本人は何を考えているのか?10ルピーも渡したゾ」と報告していた。
2006.02.18(土) 13時頃 DelhiのNehruPlaceにて
靴磨き
20ルピー(55円)。このおじさんの前を通ったら、こちらを見ながら、台上の置木で、ドンドンと台を叩いた。靴を見たら土ぼこりで白く汚れていた。
台の上に足を掛けたら、両足とも靴を脱げという。彼が指し示した、台の前に置いてある足脂で汚れたサンダルを履いた。
靴を持ってブラシでサーット汚れを落とす。
靴クリーム缶のフタの上で赤と黒の粉の顔料と半透明のクリームを混ぜて靴色に合わせたクリームを作る。
ブラシにクリームを付ける。赤過ぎるのではと心配したが、結果はバッチリ合っていたようだ。ブラシに付いている前のお客の黒色を計算したのかと思った。
フタの上のクリームは全部使った。
ブラシ一本で靴を磨く、々、々。
おじさんの靴磨き(動画)
布は使わない。隣の黒靴の友人は時間が半分で10ルピー。
靴紐がある靴はひもを取ってから作業する。仕事は丁寧だ。
色の調合や、ちょっとおしゃれに黒いチョークのようなもので靴底横を黒くしたので、クツ磨き時間が約10分掛かった。
CDが置いてあるのは、客寄せだろう。人とカラスと蛾は光る物が好きなDNAがあるという。日本でコンビ二やレストランにガラスや鏡を多用しているデザインが多いのは防犯目的だけではない。昔から飲み屋のちょうちんの中には、ろうそくや電球が入っていてDNAを刺激して誘惑する。
日産自動車は、原価低減にこだわり光物(ライトやガラス面積)が小さいデザインの車を出してシェアを落とし、外資の傘下に入った。お客を見て置き木を叩くタイミングといい、当時の日産の経営者より、このおじさんのほうがお客様心理を理解しているのは間違いない。「こちとらの商売(靴磨き)は、口ばかり動かしていたら食えないんだよ」と思いながら寡黙に手を動かしてきたのだ。
インドTATA社の乗用車
TATA Marina
集客のための光物(ライトやガラス面積)をケチってはいない。
ドイツ車は当然として韓国車や最近の中国車も然りだ。ヘッドランプの周りに小さなランプを付けたりしている。設計者は意識していないかもしれないが、人類の持つキラキラ好きDNAを刺激して購買に繋げる効果を持たせているのだ。購入者は用事も無いのにそのランプ(例えばスモークランプなど)を点灯させて走るものだ。
ところが、勝組のトヨタやホンダが、最近は光物を小さくした車を出し始めた。しかもベストセラー車や高級車だ。L-isの前後姿はどう見てもカローラみたいだし、カローラだとしても売れそうもない、みみっちいデザインだ。同じく、mark-Xの後姿や前姿も同じくランプが小さいが、しかしこれには三つのランプがある。3つの光物が並ぶパターンは人間に好感を持たせるので、そこがL-isとは違う。しかし、大きくすればもっと売れた車になった筈だ。L-isの設計管理者のサラリーマンは会社から利益を出すことを要求されたのだろう。失敗を恐れ、少しの販売でも沢山の利益を出せる易き方法を選んでしまったのだ(気持ちは分かるけどネ)。しかし、それば先人達が「俺は上手くやってみせる」と考えたが、必ず失敗してきた死屍累々とした道なのだ。私事だが、日産の車が先の理由でシェアを落としていたころは、車を買う時期が来たときに、町中に走る車をチェックしたが、日産製は目に止まらず、最後まで購入候補に浮かばなかった。
1年後にトヨタやホンダのその車の担当執行役員から「経済性や安全性に自信を持っていのだが、お客様の好みが多様化して、新車効果が出ないなど、従来のビジネスモデルが通じない」なんていう台詞が聞かれるだろうが、実際は、ほとんどの人の好みに合わない安っぽい車を出したからだ。500円を惜しむことが、100万円を捨てることになるという結果が分からないのだ。当たり前だが、売れなくては500円惜しんだことにもならないし、100万円売り上げたわけでもない。
シェアを落とすのが会社としての方針(*)なら違うのだろうが、単純でしごく当たり前の「世間には、私はペンキ好きなので、光物(ライトやガラス面積)を小さくして、その分ペンキを塗った部分を見せて欲しいという人は、あまりいない」ということに気づいていないのだ。DNAによる誘惑が無くなり、人はおろかカラスや蛾も寄ってこない結果が、予測できないのだ。ヘッドライトは良く目に例えられる。濁り曇った細く小さい目を持ち、自己愛が強く自画自賛が大好きな人でも、出歩く相手は光り輝くパッチリとした大きい目の人のほうがうれしいものだ。昆虫の中でトンボが人気があるのも大きな複眼があるからなのだ。
負け戦をしてしまう心理は、本人の利になる欲が、他人や世間を思う気持ちよりも重い為だ。世の中の人の大部分は、100メートル先で起きた交通事故での他人の生き死によりも、自分の手の中にある10円玉のほうが大事なものなのだが、世間の人を相手にしての商売は、自己都合を優先していては勝てるわけは無い。
日産自動車は未だにシェアを落としている。それは組織がまだ惜しむ文化だからだろう。ミミッチさが取れないのだ。日産車はセンターに計器を付けスピードメータや時計を見るのに横を向かねばならない原価を削った大衆車向けのチープ仕様を中級車に採用したりする。しかし他社は高級感を惜しまない、10年位前にトヨタはセルシオと同じハンドルデザインを大衆車に採用した。「500円しか原価が違わないのならばそっちが売れるので良いに決まっているじゃないか」の文化があったのだ。(今もあるかは知らない)
数年前からベンツはサイドミラーに付いているウインカーで、カッコ良さを見せ付けて、高級感を作っていた。惜しむ文化の日産自動車なら最初は高級車に採用し、大衆車への採用は最後だろう。でも、経営的に正しい選択は”高級車が売れている理由を、大衆車に採用すれば、もっと売れるし、「サイドミラーに付いているウインカー=高級感」のイメージを潰せる”なのだろう。moco辺りから採用すれば日産株は買いなのだが、実際はエルグランドに誇らしげに付けてしまった。もし、「コストが掛かる方向だし、ベンツの採用なのだから高級車からに決まっているじゃないか。差別化はこういうところでするんだぞ」なんて言う役員いたからならば、人材が悪い会社であることは誰でも判る。また、他社が、光物を小さくする誤った方向へ行っているのを「原価が安くなるぞ。」と嬉々としてマネッコしては浮き上がれない。十年前のプレジデントは軽トラックよりライトが小さく、横からライトが見えなかったが、そんなミミッチイ原価低減策で利益が出たのか?を問えば正しいか否かは明らかだ。シェアが利益を生む商品を売る会社の経営は吝嗇家に不向きなのだ。
また、タケダの会長が言っているが、製造業は利益を大きく上げるには、シェアを大きくする必要があり、そのためにはゴマのスリベエ(武田会長の言葉)を排除し、正しい方向を見れる人を経営者にしなければいけないのだ。
また世間の人は、三角定規とコンパスで作った車のデザインよりも、立体的な子供のほっぺや赤ちゃんのおしり、葉っぱや花などの螺旋曲線を組み合わせたデザインのほうが美しいと感じるものだ。誰でも、ガリガリの角張った老人よりも、ふわふわの幼児のほうが見ていて楽しい。18歳の頃の吉永小百合のふくらはぎや、16歳の由美かおるの胸の線は、ありがたくもったいないものなので車なんぞに、使ってはいけない。しかし20歳時の吉永小百合の目の形がヘッドライトなんていうのが出たら、センチュリーでも私は買ってしまうゾ。最近のN産が出している花びらが欠けた形のヘッドライトはどちらかと言うと「三角定規のデザインが入っており」、売れそうにもない。外観デザインは螺旋曲線で作ればよいのだ。そして、日産には売れる車より原価が安い車を目指す社則でもあるのだろうか?
スカイラインの場合等の比較(現在の欠け花びら型ヘッドライトと花びら1枚型ヘッドライト)
初代ステップワゴンが売れた理由に関してちょっこっと書いてあるページ→
(*)わざとシェアを落とす方針:例えばトヨタならば、次の担当役員に予定している豊田家の人に、手柄を立てさせるため、今は売れそうもない車を出して、後で「おぼっちゃまは素晴らしくございます」なんて言おうと思っている役員達の配慮だ。もし、彼が次回のモデルチェンジ時期に合わせるようにレクサス系の担当役員になったら、2006年3月時点でトヨタの組織や人材は腐っていた所があったとの予測が付く。
今後、正しい方向を見据えているデザインの韓国車や中国車、インド車が世界シェアを拡大していくのだろう。
写真下はデリーの秋葉原という電気街(NehruPlace)のマーケット。
左下に靴磨きのおじさんがいる。
牛もいる。
「あきばおー」の看板があれば、秋葉原と何も変わらない(写真下)。
ネールプレイスの商店街を歩く(動画:無音)
SDメモリー(512M)を約8000円で購入した。2006.02時点で秋葉原を代表する安売店アキバオーと同じような価格だ。日本の大手電器屋さんよりは安い。
02/18(土) 14時頃
ガンジー博物館
ガンジーの足型が付いているサンダルを見る。独立の父の入場無料の博物館だが、人はまばら。
セクハラ親父だった(女性と写真を撮るときに肩を組むのが好きで、そのとき女性の首に回した手で乳首をチョンと触った)との噂を聞いたから、人気低下中か?
2006.02.18 15時30分頃
ひげ剃屋
昼食を取ったレストラン MOTI MAHA(*)近くの路上にある。髭剃り屋さんに行った。
ヒゲ剃り前に、ナイフの刃(EDGE)を新品に替えるので安心だ。(もし、あなたもヒゲソリをするならば、最初に刃を替えるように要求してください。)机上の金属製コップの水を泡立てブラシに付け、ブラシに石鹸を付けて泡立てたのを、霧吹きを吹いて濡らした顔に塗る。コップの中には毛が浮いていた。
ナイフ、ブラシ、石鹸、タオルは一つしかないのでお客で共用だ。約5分で20ルピー(55円)。仕事は丁寧だが、顔の石鹸を取るのはナイフでなぞるだけで、水で洗わないし、タオルで拭かないのが気になる。肩に掛けたタオルから長らく洗っていない髪の臭いが、強くした。最後に、大量のアフターシェイブローションを付けてくれる。
ひげそり 動画
まくらの位置はくぎを差し込んで調整する。
日本人は胴長なのでまくらを最大に伸ばしても下だ。
胴長短足の私としては空港や駅、ホテルでの高いアサガオ型トイレが思い出される。しかし空港や駅に子供用がないのはどうして?日本のような老人大国でも子供(0〜14歳)の人口比率は14%ある。
インドは34%だ。いくら子供の空港や駅の利用者比率が低くともドックイヤーのような意味でチャイルドイヤーとも言うので、子供がトイレに行く頻度は高い筈だ。
それに日本人は子供用を使うぞ(使わざるを得ない)。
髭剃り終了直後
髭剃り屋さんの一服
(*)タンドリーチキンを堪能したレストラン。
しかし、トイレが小さい。このクラス程度でもトイレは大きく、そしてウォシュレットにしてよ。
リキシャに乗ってChandni Chowk見物
デリーで一番の繁華街チャンドニー・チョウク(Chandni Chowk)をリキシャで見物。
中高年の私には、一人歩きにちょっと勇気がいる処だ。
リキシャから1 動画
車が行き交う中、ほとんど衝撃緩衝が出来ないリキシャが、後や横を走る車に、クラクションとブレーキ音を立てさせながら強引に車線変更する。運転手に全てを託しているのだが、ちょっとしたスリルだ。
リキシャ後輪から2センチ程出っぱている車軸のネジがオートリキシャにコツンと触れた。そのときのオートリキシャ運転手。
リキシャから2 動画:無音
リキシャに乗るときにホコリっぽいので、花粉症用の使い捨てマスクをしたら、インド人の皆さんに気持ち悪がられた(右下の男性の顔参照)。
インドでは伝染病や重病人があのマスクをするようだ。旅行者は現地の人を不愉快にしたら良くないので、それに気がつきすぐ外す。
ラールキラーやモスクで降りて、見物の間は待ってもらったりしたので、リキシャ時間は、15:20頃から小一時間。50ルピー
リキシャから3 動画
下のオレンジはリキシャの乗車ルート
写真をもう一枚
リキシャから4 動画
リキシャから5 動画
リキシャから見たバスの動画(上)、写真(下)
下の写真を撮った瞬間は動画5に記録されている。
2006.02.18(土)
地下鉄
変化するデリーを見せ付ける近代的なカシュメレ・ゲート(KashmereGate)駅。
KashmereGate駅でニューデリーまでのトークン(切符)を購入(8ルピー:22円) 夕方4時25分
切符売り場。自動販売機はない。人手に事欠かないお国柄と10ルピー以上は紙幣のためだろう。
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