戻る

スイス     ミラノ道草観光     ベネチアへ戻る


ドバイ寄り道観光(2011.07.16 土)

ドバイには、ベネチアから深夜に到着。今回のツアーで使う航空会社がエミレーツだったのでドバイ一泊を追加した。
ベネチアで聞いた天気予報では、ドバイの最高気温は42℃だった。ちなみに、日本国内の最高気温は2007年8月の熊谷市と多治見市の40.9℃だ。

宿泊はヒルトン・ドバイ・クリークホテル。
ドバイには一日だけの滞在だが、暑い中に歩き回わる後の深夜便で帰国するので、風呂に入りたいたがため2泊(もちろんエグゼじゃないスタンダードルーム)を申し込んだ。
24:30頃、空港の出口近くの両替屋で100ユーロをDh(AED)へ替えた後、タクシーでホテルへ。ドバイは土ぼこりに覆われているところで、遠くが霞んでいた。


空港からホテルへ向かう動画

ヒルトンと言ったつもりだったが、シェラトン・ドバイ・クリークホテルへ行ってしまった。
私に「シェラトンじゃない、ルトンだ」と言われたときに、タクシーの運ちゃんは、「OH、ハイルトン」と言った。
少し戻ってヒルトン着。タクシー代は日本と変わらない印象を持った。1500円弱。


観光は「BIG BUS」を使うつもりだったが、日本語の案内がないため、メトロやバス、タクシーで勝手に回ることにした。

ホテル(レストラン)からのユニオン駅(海岸:北)方向の景色。正面の左側にある上の7〜8階だけが写っているドバイにしてはチョット背の低いクリーム色の建物が、昨夜タクシーの運ちゃんが間違えたシェラトンホテル。シェラトンやその左側の2本足ビルなどの後ろはクリーク(入り江)である。大きい写真では、2本足ビルの後ろにクリークがチョットだけ確認できる。

2本足ビルは、昔よく見た本体をクルリと回転させると日付が一つアップする机上カレンダーにそっくりだ。カレンダーの日付が出てくる場所にあたる大きな四角い凹窓も、建築デザイナーが遊び心で開けちゃったんだろうなあ。ビルオーナーも10棟目ぐらいなんで、面白いと思って許可した。そんな話があって実現したのだろう。多分。

泊ったヒルトン・ドバイ・クリークホテル。シェラトンホテルに比べ小さい。クリークからも、メトロ駅からも遠い。しかし、新しいホテルなので、料金はほぼ同じ。
シェラトン内に入ったことはないが、泊まるなら景色と交通の便がよいシェラトンだろう。


最寄のメトロ駅はヒルトンはアル・リッガ駅だが、シェラトンの場合はユニオン駅になる。

まず、鹿島、大成、清水などの建設会社が計2千億円の赤字を出したといわれている無人運転のメトロに乗ることにして、ホテルから10分のアル・リッガ駅まで歩いた。この旅行時点の鹿島建設に対し、震災復興特需で大儲けするはずなのに株価が上がらない理由として、ここでの損失が挙げられていた。ダメージが本当に大きいものだったのか、あるいはこの時点の鹿島の株価を安くしようとした悪いやつらの情報操作かは、来年5月の2012年3月期の決算発表で分かる。そのとき株価が2倍以上になっていれば、ダメージを大きく見せたい悪いやつらが煽っていたのだろうし、今とそんなに変わらなかったり下がっていれば、他にも大きな損失を抱えていたり、ここのダメージが大きかったのだろう。ちなみに鹿島建設(1812)の株価は2011.07.15(金)終値で241円。
<追記 2012.05の鹿島建設の株価:月初228、月末205。一株利益と配当:2011.03期 24.9円/株、6円/株。2012.03期 3.7円/株、5円/株。旅行時点の241円はまともだったのだろう。>

地下鉄駅までの風景。



この通りの下を地下鉄が通っている。写真はドバイ空港方向。




駅への途中で、首から提げたカメラに触ったら、真夏の車ボンネットみたいに熱かった。大通りには地下鉄駅までの案内が多くあり分かりやすい。暑いので人通りは少ない。


メトロ駅(アル・リッガ Al Rigga)
レッドメトロの駅だ。中は冷房が効いており快適である。エスカレータを降りたところに改札があり、ホームは更に下る。



駅の切符売場には女性係員がいて、買うべき切符を教えてくれた。
彼女は地下鉄・バスの一日券(ノルカード)を薦めてくれたのだ。16Dh(ディルハム:AEDとも書く。1Dh(AED)は30円弱)
私が持っていた「地球の歩き方 ドバイ」には、一日券の存在が書いてなかったので、助かった。

一日券の表面

裏面

一日券はレッド・ノルカードという紙製の券だ。


太陽にかざすと電子回路があるのが分かる。

カードに広がる口の字状の回路は7本線だ。

メトロやバスに乗る時に、この券を改札にある読み取り機にかざすのは日本と同じ。

アル・リッガ駅からドバイモール駅までの距離は、中央(総武)線の東京駅-千駄ヶ谷駅間ぐらいだろう。
ちなみに空港駅からドバイモール駅ならば東京-新宿に1km足した大久保だ。

メトロはクリーク(入り江)を越えると地上に出る。多くの高層ビルがあるが、ビル中に人の気配がないビルが多い。

メトロ駅(ドバイモール駅)




バージュ・ハリファ(メトロのドバイモール駅出口にて)



高いには高いが、写真で見慣れている細長いビルなのでビックリするわけではない。大きい写真
昔、東京タワーが家から見えた時代に、埼玉へ遊びに行き、そのとき朝霞の米軍基地内に、ワイヤーで立っている高さ300mの放送塔があったが、そんな塔を初めて見た時ぐらいの気持ちだ。
1kmも離れていないところにある建物なのだが土ぼこりで霞む。上方はなおさら霞む。



メトロ駅からバスに乗ってドバイモールへ。



ドバイ・モールはバージュ・ハリファの隣にある世界一のショッピングセンターだ。


昨年、極東最大というソウルの三成モールへ行ったが、ここは桁違いの規模だ。しかしお客の密度は桁違いに少ない。
地下1階から地上3階まである。散歩の速度で通路を歩くだけでも半日掛かるだろう。
ブランド店、貴金属店からスーパーマーケットまで何でもある。しかし、客が少ないので日本の感覚なら店は軒並み赤字だろう。

ドバイモール動画12




ドバイモール前の噴水広場からのバージュ・ハリファ。


大きい写真

池の先にある白っぽい建物がソーク・アル・バハール(モール)、左側の黄色の建物がドバイモール。正面のビルはアドレス・ダウンタウンホテル・ドバイ。


この池はドバイファウンテンの池だ。長くて大きい。池のへり際で、水深は約1.5メートル。

ドバイモール動画2


3Fに書店の紀伊国屋があった。外から店内をのぞくと7、80m先まで本棚が見えた。入店するとクネクネと歩かねばならないので、入る気が失せた。



アラブ人は、スーパー内で店員にショッピングカートを何台も連ねさせ、奥さんらしき人を何人も連れて買物をしていた。

ドバイ市内のあちこちからドバイモール行きバスが出ている。ここにバスセンターがあるのだろう。

モールの中にある水族館。ここのように外から見える所がある。
水槽にはトンネルがあり、外からトンネルを通る人が薄っすらと見える。また水槽を見上げると、水面上に設置された格子状の舟の上で子供が水着になって遊んでいる。


ドバイモールはトイレの数が少なく、一箇所当りのトイレ面積も狭い。日本で同じ商業施設を作ったら4倍のトイレ数でそれぞれ3倍の広さと便器数のトイレが作られる。しかし、現実には人が少ないので、この設備でもガラガラだった。乾いた国土のせいでトイレに行く回数が少ない国民なのだろう。昔の遊牧民のテント生活ではトイレは無いに違いなく、水も最小限しか飲まないに違いない。
そういう生活をしている、ドバイ国民の腎結石保有率や心筋梗塞発生率、寿命のデータが見てみたい。

ちなみにドバイ空港(私が利用したのは第3ターミナル)は、だだっ広いレストラン・売店を持つが、やはりトイレの場所が少なく、その中の便器数も少ない。そのため、深夜の男子トイレでも大小ともに、待ち行列ができ、混雑している。そして便器一つずつに何人もが後ろで列を作っている状態で、用を足すのは落ち着かないものだ。アラブ服を着た男たちは大用トイレに入ることをここで知った。小でもイスラム系国の男は座ってするのを良しとするようだ。
我々のように水をガブガブ飲む外国人が多く使い、更にエコノミー症候群防止のため水分を多く取る人たちが集まるドバイ空港という施設を、国内の商業施設と同じ設計基準で作ってしまった失敗だろう。成田空港設置基準のトイレだったら、20倍の面積と便器数を持つ。しかし、手拭ペーパーがあったのはうれしい。まあ、日本でも最近新しくなったJR秋葉原駅も、混雑時間帯じゃないのに大小とも同じ状態に遭遇することがあるが、秋葉原での待ち列は一列で複数便器対応になっているから、落ち着いて用を足すことが出来る。ドバイ空港もJR秋葉原駅もトイレ利用数予測の甘さからの失敗だ。
ドバイ空港のTOTO製便器は高く取り付けられている。笹舟タイプだったので、取り付けが高いことに不満はないが、ここの笹舟タイプは床への直付けが前提になっている製品だ。普通は私のおへその上辺りが、笹舟の船尾部分となる。しかし、ドバイ空港は琴欧州でもチェ・ホンマンでも余裕充分な私の肩の位置にあった。船首は床上30cmだ。製品の設計思想を無視して、こんなに便器の取付け位置を高くするのが不思議であった。
私は昔の小学校時代の立小便がそんなに悪いことではなかった時代に、友達と塀や草木へオシッコ跡を高く付けるのを争ったことがあるが、アラブの男達はトイレの中で高く飛ばすのを競うのかもしれない。なお、私はトイレで高く飛ばしているアラブ人を見たことは無いし、痕跡も見ていない。
排水管設置場所の設計ミスの可能性もある。最近は下水管を床下へ通すのが一般的だが、旧来の標準であった壁中へ通してしまったのだ。便器は床直付け用の笹舟を手配したけど、再手配は費用も掛かるし設計会社のメンツもあり、その底を上げて取付けてしまったわけだ。

空港内には安いレストランもシャワーも横になれる椅子もあり、トイレの数以外は成田よりドバイが優れていた。
成田空港では乗換え時間があるから、東京まで行って観光しようとする人はほとんどいないだろうが、ドバイなら6時間もあれば観光に降りる気になる。メトロが動いている時間帯ならば飛行機が止まってから1時間後には、余裕でドバイモールでコーヒーを飲めるのだ。ドバイ空港と市街地の距離や交通は博多に似て便利だと思った。

アイスクリームを食べた後、ゴールドスーク経由でホテルへ帰って休憩することにした。


途中のワールドトレードセンター駅。

線路側にもガラス壁があるので、地上にある駅もホームは冷房完備だ。
架線はない。銀座線や丸の内線と同じように線路から給電するのだろう。銀座線や丸の内線は第三軌条方式といって、線路の横に給電用線路があるが、ここはホームと線路がガラスで仕切られているので、安全上の心配がないので2本の線路を利用してるらしい。雨時の漏電防止の仕掛けは線路の間が凹んでいることかな。


ワールドトレードセンター駅前の風景。駅前開発が始まっていないようだ。


ゴールドスークへ行くにためにユニオン駅でグリーンメトロへ乗り換える。
メトロを乗り換えようしたら、グリーンメトロは試運転期間で、グリーンメトロのホームは、柵とネットで塞がれており、電気を点けた空の車両が通っていた。



レッドメトロ車両内や駅内の路線図には、何も注釈なくグリーンメトロが書かれているので、駅に行ってホームを見るまで開通前とは思わなかった。

ユニオン駅はホテルにも近い駅なので、タクシーで帰ることにした。
駅からホテル方向の景色。ホテルは左端の赤っぽい円筒ビルの影で見えない。右側にはシェラトンホテル。




帰ったホテルにバージュ・ハリファ展望台の当日券をドバイモールで売っているとのパンフレットがあった。


寄り道しながら再度ドバイモールへ行くことにする。

まず、タクシーでデイラ・スークへ行き、散策。電気屋が多い市場だった。


インド人が多い。

デイラ・スーク近くの乗場からアブラ(渡し舟)に乗ってドバイ・オールド・スークへ向かう。
クリーク(入り江)の横断だ。

アブラ乗場へ行くと、係員がこの舟に乗れと、手で示すので迷わない。



アブラ。



出発前の写真。アグラは満員になったら出発する。私はこの舟の3人目のお客だったが、続々とお客が来るので、私が乗り込んで3分後に出発した。
中央の穴が操舵室。船尾から舳先方向の写真だ。



先発のアブラが出航していった。

舵は縄で操作する。
アブラ(渡し舟)1

乗り場の正面対岸へ真っ直ぐ向かう思ったら、横方向へ進む。


クリークの水は澄んでいる。

アブラ(渡し舟)2

ドバイ・オールド・スークの船着場。




運賃は下船時に取りに来る。1Dh(30円弱)。乗船時間は7〜8分。
船着場の料金表には、一艘一時間の貸切料金も書いてあったが、詳しく覚えていない。2000円程度だった。


ドバイ・オールド・スークは時間的に閉まっている店が多かった。
暑さに挫け、チラ見しただけで、ドバイモールへタクシーで向かう。

タクシー車窓からのドバイ・オールド・スーク



高速道路を走るタクシーの車中から


運転手さんが「ドバイモールのどこへ行くか」と聞いてきた。こちらはそんなこと言われても分からないので、適当に「メインエントランス」と答えた。
ドバイモールは大きいので、タクシーの立場ではどこへ着けるかを聞かねばならないのだろう。
確かに、日本で品川や上野辺りから、ドバイモールより小さい東京駅までタクシーに乗るときでも、「東京駅」と行き先を言ったら運転手さんは「丸の内ですか、八重洲ですか、南口?北口?中央口?」と聞くだろう。そんなことなんだと思ったら「メイン」なんて適当に答えてよかったのかなあなんて気づいた。東京駅だったら丸の内側の中央口がメインエントランスになるのかなあ。
着いた所は、水族館の前だった。タクシー代は7〜80Dh。

ドバイモールのメインエントランス。



バージュ・ハリファ展望台は当日券がドバイモールで販売されている。
入場料大人100Dh、子供75Dh。45分間の見物という。
実は午前中に、ここの横を通っていたのだが、確認もせずに「AT THE TOP」という題の映画か劇のチケット販売をしていると思っていたのだ。


一部の拡大

入場券が売り切れだろうが、定員が満員だろうが知ったこっちゃない。今すぐ入りたいという人は、400Dhの札びらを切る。約12,000円/人。


当日券は、深夜しか空いていなかった。
400Dhも払うのは嫌なので、入場をあきらめることにした。

この日が土曜日だったからかもしれない。家族連れで混んでいた。
午前中に来た時に、この売場に気付いていたら、そして平日だったら入れたに違いない。
すごく残念である。

入場券売り場の前にあるフードコートにあるNORDSEEで食べたYang Herring Baquetteは旨かった。すごくおいしかった。

Herringとはニシン。魚がしょっぱかったので、そして冷蔵庫の中のサンド横の商品名札にわざわざYangと書かれていたので小さな生ニシンの塩漬けだろう。
ニシンとレタスとタマネギの薄切りがバケットサンドになっている。
ニシンは今まで避けていた魚だったが、見直した。
飲み物はコーラ。ビールを売っていないのが残念である。



刺身文化の日本で生魚系のバケットサンドが売られていないのも不思議だ。足が速いので敬遠されているのか?
そして、NORDSEEが日本進出して来ないかな!


ドバイモールの隣にあるソーク・アル・バハール。


飲食店が多い。お客は少なく、ガラガラだ。



ソーク・アル・バハールとドバイモール、バージュ・ハリファの間にあるこの池で、夜には絢爛さで有名な噴水ショウ(ドバイ・ファウンテン)が行われるが、行ったときは昼間だったのでダイバーが設備の点検中だった。


池の対岸(写真右上端)がバージュ・ハリファだ。

ドバイモールからメトロ駅までバス移動する。車中の赤い装置がノルカード読取機。緑が降車ボタン。黒い棒ドアで仕切っている車内前方は女性専用エリア。


バス車内に乗り込んだ後に、ノルカードをかざすとオレンジ色でSuccessful表示が出た。私以外は緑色でSuccessful表示だった。オレンジ色表示なので、読み取り失敗かと思いもう一回読み込ませると赤で「Already You ‥」メッセージとなった。バスには3回乗ったが私だけオレンジ表示の理由は分からなかった。私だけがレッド・ノルカードで彼らはシルバー・ノルカードだったからか?
ドバイモールメトロ駅・ドバイモール間のバスだが、駅発は真っ直ぐドバイモールへ向かうが、モール発は周辺を遠回りしてから駅へ着く。


メトロに乗り最寄り駅(ワールドトレードセンタ)からジュメイラモスクへ行く予定であったが、風邪気味のこともありスキップし、ゴールドスークへ行くことにした。


再度、レッドメトロでゴールドスークの最寄り駅であるユニオン駅へ行く。
ユニオン駅の出口



ゴールド・スークまでタクシー移動。

ゴールド・スーク散策。スークの横に大きなゴールド・スーク・バスセンターがあった。




暑いので店に入りながら散策した。ここには貴金属や時計を扱う小さな店が集まっている。
面積は広くない市場だ。ほぼすべての店内冷房が弱かった。

汗びっしょりとなり、本日3度目となるドバイモールへ戻ってドバイ・ファウンテンを見る気が失せてしまい、タクシーでホテルに帰りドバイ観光を終わることにした。


帰国の飛行機で、隣に座った若い女性は「今日のドバイの気温は44度Cだった。」と教えてくれた。なるほど、暑かったはずだ。
私がゴールドスークで暑さに挫けドバイ・ファウンテンを見に行かなかったとの話を聞いて「世界一の噴水ショーを見れなかったのは残念でしたね。」と前置きしてから、自分が数時間前に経験した、規模と音と色の見聞を自慢した。
ちと悔しかった。


ドバイで観光したかったところは、
@バージュ・ハリファを見る。Aドバイモールを散策する。Bメトロ・バス・アブラに乗る。Cドバイ・ファウンテンを見る
の4つだ。
そして、時間があったり可能だったらDゴールド・スークを散策する。Eドバイ・オールド・スークへ行く。Fバージュ・ハリファ展望台。Gジュメイラモスク観光HiFLY体験だ。
ことだ。なお、スークとは市場のこと。

実質、半日程度の観光で、行きたいところから行ったので非効率だったが、ドバイ・ファウンテン、バージュ・ハリファ展望台、ジュメイラモスク以外は行きたいところへ行った。また次回にドバイ経由で旅行することがあれば、再度寄り道しこれらを見物したい。今考えるとドバイ・オールドスークからドバイモールへ行く前にドジュメイラモスクへ寄るのであった。

乗らなかったが、空港で入手したBIGBUSのパンフレット。

エミレーツ航空の航空券大量販売で、日本人のドバイ訪問が増えているのだから、日本語案内もお願いしたいものだ。でも、今のご時世では中国語や韓国語が先かな?日本語案内がないならば乗らなくても良いと思う。街中に多く走っているわけではない。
タクシーもメトロもバスも多く走っているので、移動には苦労しない都市だ。もうじきグリーンメトロが運行開始するので尚更が便利になる。

暑いため、外を歩く人が少ない街だった。我々、日本人は歩くのも観光と考えるので、暑くても1kmぐらいなら歩こうとしてしまうが、止めたほうが身のためだ。バスやタクシーにすべきだ。

国民(ドバイ滞在者)の1/2はインド人、また1/4強は黒人や他国アラブ人、1/5がアジア人(中国系か)、そして残った1/20ぐらいが大金持ちのドバイ人という比率だろう。
中国人系は良く働く。黒人や他国アラブ系は働かない。インド系(建設作業者が多いようだ)はドバイで仕事振りを見なかったので良く分からないが、本国と同じく良く働くんだろう。

行動力が落ち、ゆっくりしながらの中高年によるドバイ観光は、2泊が正解だろう。一泊の場合はバージュ・ハリファ展望台を日本で申し込んで行くことと、ちゃんと観光の順番を決めておくことだ。

人は少ないのに、バカバカと高いビルを建てて大丈夫なんだろうかと、他人事ながら心配してしまう都市であった。タクシーやメトロの車窓から見ただけだがクリーク北側の高層ビル群は、バージュ・ハリファを含めて完成していても、ほとんどは人の気配が無い。ビルを建てること自体が目的化している地域なのかもしれないとも思った。石油からの収益を巻き上げようとする人たちがいて、17世紀のオランダのチューリップバブルのような投資熱を煽ったか、お金持ちの見栄をくすぐり、ビルをドカドカ建てさせた気がする。
2年ほど前に、東京駅前八重洲にある香港資本(スターフェリーグループの次男という)所有の高層ビル(パシフィック・センチュリー)を1400億円で不動産ファンドが買収したとの新聞記事を見たことがある。京葉線東京駅ホームより東京駅中央口に近い建物だ。そんな事から勘案すると、同じような規模のビルはドバイでも代表的なビルになるが数百億程度で建つのだろう。今後、ドバイのビル群がどうなるんだろうかと興味が沸く。踊らされた人達の勝手なのだろうが、利用されないままゴーストタウンになっても寂しい気がする。

車の60%はトヨタ。20%は現代。1/20はベンツ。ベンツはSクラスだけで、CクラスやEクラスなどは見ない。日本ならばこれらのユーザになっている人はレクサスユーザになるのだろう。

両替した100ユーロ分のは半分以上残した。ドルへ替えたがAEDの交換比率は良くなかった。


スイス     ミラノ道草観光     ベネチアへ戻る

戻る
inserted by FC2 system