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2008.10.17(金)1日目


今回は同僚Tとの旅行だ。夕方便で成田発。旅行社の迎えのバス(同一ツアーコースを頼んだ7名)で ホテル着。22:00。
このツアーは帰りも車送迎が付いているが、バス中でガイドさんへ帰りはリニアモーターカーで空港へ行くので送迎不要な旨を伝えた。

この時期は一元=15円
近くのファミマでお酒を購入して一杯。23:40

ビールは旨い。
上海老酒は、老酒のなかでは高い(12か15元)のだが、蜂蜜が入っていて甘過ぎる。
安い老酒は甘くしないと飲めないので砂糖をいれると「邸永漢(キュウエイカン)」が書いていたのを思い出した。
そして、彼は客先で出された老酒に砂糖を入れたりするのは「出された老酒がまずいので砂糖を入れなきゃ飲めない」という意味で失礼な行為なんだと解説していた。


10.18(土)2日目   上海市内観光

ホテル近くの地下鉄 世紀大道駅。これから観光へ出発。8:35



中国は日本と同じく、地下鉄内の通路や階段が狭く、通行人や利用者数が多いので渋滞する。

この日は、新幹線列車で蘇州へ行こうと計画していたので上海駅へ行く。 9:14



駅前動画



当日券の販売所は駅の中にあった。しかし、そこに貼り出されている時刻表に蘇州が無かった。
Tが時刻表の到着時刻から「蘇」の字は、中国ではネギ(葱)の草書のような字になっているんだろうと気づいた。
確認のため、当日券の販売所に貼り出されている時刻表の近くにいたおじさんに、時刻表と日本語の観光案内書の文字を指差して「これソシュウ。ソシュウ?」と聞いたら大きく肯いたので、確認できた。
 これが、蘇の字 蘇州
草冠にカという字の両側に点がある字だ。

漢字は読むのにはパターン認識が容易なので速いのだろうが、書くのに時間が掛かる。書く時間は英語に比べたら10倍は掛かるだろう。
中国では社会効率を良くする為に、漢字の画数を減らしたり、草書体化したり、書き易くなるよう改良がなされている最中なのだ。
日本も中国と漢字を共通化すべく簡略化に、知恵と口を出して参加すべきなんだが‥。国の借金と同じく、この問題も放置して後世へ仕事を委ねてしまう日本が情けない。

当日分の切符売り場には発券状況を示す電光掲示板がある。新幹線の希望列車は全て売切れだった。土曜日だったからか、いつも混雑しているのかは不明。
おばさんのダフ屋が来て120元で譲ると言うが1枚のみだったので、断る。なおこのおばさんは我々に話しかけたときに、横から来た公安らしき人に「オイ、駄目だぞ(多分)」的なことを言われて頭を小突かれた。そんな強く小突いたのではないが、「コン」と意外なほど大きな音がした。

蘇州観光は明日に伸ばすことにした。
明日の切符が取れたら列車で、切符が取れなかったらツアーを申込むことにした。しかし、ツアーだと車移動になるので行きたい気持ちが半減してしまう。

翌日分の切符を購入するため駅の隣(東側)にある切符売り場に向かった。途中の売店で時刻表(4元)を買った。
切符売り場では何十もある窓口に20人程度ずつ並んでいた。
電光掲示盤に、明日の上海から蘇州へ行く第一希望列車の新幹線D472に空席有りとあった。帰りは数種類の新幹線列車をピックアップした。
それらを紙に書いてから、一番空いている列の後ろに付いた。Tは隣の列に並んだ。ところが私の列は横入りする老人が多かった。窓口に近づいたら{老人優先」の張り紙があった。同僚Tに合流した。

上海駅の隣にある翌日以降乗車分の指定席切符売り場。


紙を窓口に差し出した。
行きは希望のD472の一等車(軟座:31元)が購入できたが、帰りは全ての切符が売切れだった。帰りの列車は、窓口のお嬢さんがこれで良いかと英語で聞いてきた、訳が分からなかったが日にちは聞き取れたので、頷いたら紙に書いていなかった空調付き快速列車(K469)の普通席(硬座:15元)になった。10:10購入。
日本のJR特急券に色や大きさが似ている。

やっと手に入れた切符。写真下。切符は特急券込みだ。地下鉄は一駅でも2元するのを考えると安い。

行きは9号車29番席。号(車)や席(号)の使い方も日中で共通して欲しいものだ。

切符購入に疲れたのと、今日の予定確認やトイレに、上海駅の対面にある下写真ビル内のキングバーガー(汲堡王)に入りコーヒーを飲む。


Tの提案で今日の観光は、人民広場駅から繁華街の南京東路を川まで歩き、豫園に行って昼食。その後観光隋道で対岸まで行ってタワーに登り、上海雑技団を見て夕食というコースになった。
なお、このビルの水洗トイレには噂に聞いた「使用済みトイペ置きカゴ」があった。今回の旅行で、見たのはここだけだった。わたしは、水で流した。もちろんその前に警戒し、紙以外を流して、問題ないと判断した。また、カゴの中身から、上海の人たちは粘軟系が少ないと断定した。
今回の旅行中に上海でも蘇州でも汚いトイレは見なかった。

地下鉄 人民広場駅の万博モニュメント
動画

駅前風景

百貨店内も見物した。中は一階に化粧品売場があったり、日本と同じだった。

南京東路




ホコ天である。


動画




吉野家を見ると何故かうれしいのは、日本を代表するレストランだからだろう。アメリカ人がマックを見るときと同じ感情だろう。




上海一番の定番景色。


日本の高層建築は屋上にヘリポートを作ることが多いが、上海では作れない形が多い。

上の写真を撮った川岸の風景


上写真中央から旗のような物が斜め上方へ向かっているのは、凧である。上海人には凧好きが多いようだ。

そして、この辺りは昔の建物が残る地域だ。


今(2008.10)、テレビ東京で1930年代の上海租界を舞台にしたギャングドラマ「上海グランド」をやっているが、こんな建物も出ている。

徒歩で1km離れた豫園へ向かう。

途中の信号。下の赤矢印は、直進禁止。直進可は緑になる。

文化大革命時に、紅衛兵が「共産党のシンボルカラーは赤だ。赤は前進の象徴だ。信号の赤は"止まれ"じゃなくて"進め"だろう」と主張したことを思い出した。
文化大革命の暴走を抑えようとしていた周恩来が彼らに「赤が止まれで良いんだ」と説明していたテレビ映像を見て、足を引っ張ろうと嫌がらせ的な意見をいう紅衛兵の矢面に立つ周恩来の緻密な論理と仕事の大変さに、空しさと、彼への尊敬を感じたことがある。
私は、この信号の前に立ち止まって、紅衛兵の意見が採用されていないのを確認した。
別な場所の赤矢印信号には、左右折用もあった。
日本では通行を許可する方向を緑の矢印で表すが、中国では禁止する方向を表す。
行政が「許可」か「禁止」のどちらを心地よく考えているかが、標識に出ているのだと考えた。
最初は、中国の行政は共産党なんで「禁止」が好きなんだろうと思ってチョット愛国心からの優越感がもたげたが、良く考えると禁止表示の意味は「これだけは駄目」だが、許可のほうは「これだけは良い」なので、禁止のほうが自由度が高い。日中両国の行政に対する私の先入観が間違っているのか、不思議に思った。クレジットカードの発行や更新に、今後は年収証明書が必要になるなど、法規制を強めている日本の行政も、「禁止」が心地よくなっている?

左塀の中は豫園


上海には刺青の若者が多かった。
数千年間、罪人や奴隷へ刺青を行い、下層階級層への差別と階級固定化を行ってきた国で、ファッション感覚で刺青をする若者がいるのが不思議だ。まあ、現代で刺青をしている人も過去に刺青をしていた人も、それが自分たちを下層階級から抜け出すことを難しくする結果に、気づかないのか、気づかない振りをせざるを得ないものなのかもしれない。ファンデーションを塗られても、ハイビジジョン化で隠し切れない安室の刺青された腕を汚らしく感じ、安っぽさや下品を感じるのは私だけではないだろう。

そういえば、女優の黒木メイサは、ピアス跡があるのでテレビドラマで演じている裕福な家庭のお嬢様役にそぐわないと日経新聞論評でからかわれていたなア。刺青ほど顔をしかめられていないが、ピアス跡も似たようなものなのだろう。リンク  コピー
自分を飾るための耳に開ける穴へ「他人に自分を良く見せたいという欲を安易に解決しようとした安っぽさ」を感じてしまうのだ。知的障碍者以外は、そんな安っぽいことではだまされないものだ。
確かに、日本の良家の子女はピアスなどしていないし、私の周りの、良い結婚相手にこだわっている女性もピアスをしていない。


一番最初に行った南翔饅頭店が混んでいたので、豫園を見てから再度訪問することにする。店外まで列がある。
豫園の中。13:06。入場料40元。


豫園



豫園


この辺の人たちは、ゴツゴツした岩が好きなようだ。

豫園の隣にある南翔饅頭店近く。13:45。
動画

南翔饅頭店は40分前より尚更長い列が出来ていた。あてが外れた。13:50前から並んだ。テーブルに着くまでに30分待たされた。入口が小さいが中は大きな店なので、列の進行は思ったより速い。
南翔饅頭店でセットメニュー(55元/人)と追加のカニ味噌スープ(22元/個 写真)を食す。
14:58。


美味かった。しかし、結果は大満足だ。
200元のおつりが26元だから、ビール込みで174元(2人分)。中国はチップが不要な国だ。
カニ味噌スープを頼んだのは、相席になった50代と30代ぐらいの親子連れが飲んでいたからだ。チョコッとスープを飲みながら小籠包を食べていたのが気になってっていたので、指し示して注文した。
なるほど、饅頭皮の中のカニ味噌スープはなかなかのもので、またなかなか冷めないので、一度にチョコットしか飲めないものだった。皮底に穴を開けないように、注意しながらストローで飲む。なお、ストローには「小心、xx」なんていう旗が付けられていた。小心の内容は覚えていないが多分「熱い/穴開け」なんてことだろう。
その親子は我々が、セットメニュー中の最初に配られたニラ入り饅頭を食べていたら、ここはカニ味噌小籠包が美味しいので頼みなさいと教えてくれた。早速、係員を呼んで追加を頼んだら、セットメニューに入っているとの説明を受けた。追加注文はしなかった。
帰国後知ったが、南翔饅頭店は六本木ヒルズに支店を出している。南翔饅頭店には、中国での吉野家の向こうを張って、日本で全国展開して欲しいものだ。

豫園の繁華街。15:04。



ここからタクシーで観光隧道へ向かう。
動画


切符売り場でタワー(東方明珠電視塔)とセットになった切符を買う。140元。内タワーが100元と書いてあった。

観光隧道。15:27。

動画1

真っ暗なトンネルを、知恵を使わず安上がりに、観光地化するには、こんなものだろうという場所だ。
動画2

観光隧道降り場から徒歩10分のタワー(東方明珠電視塔)へ向かう。15:38。

タワーの券売所で切符を購入すると上の2球まで135元らしい。隧道とセットだと割引になるようだ。

2球までのエレベータを待つ行列。15:57。




タワーからの展望。高層ビル数は東京の20倍はあるゾ。2005年のデータで高層ビルは4000棟、100メートル以上のビルは1000棟という。




 



動画

栓抜きのような形のビルは、訪問時点で世界2位の高さを誇るオープンしたての森ビルだ。ノッポなビルで床面積は大きくない。高さは492.3メートル。
真偽は不明だが、開いた四角窓は、最初の設計では丸窓だったらしい。しかし、上海市から日章旗を見上げる形なのはけしからんと文句が出て、四角に変更したという。
上の展望室にはお客が大勢いた。当然、ここの2球より高い。なお、こちらのタワー先端の高さは467.9メートル





タワーの一階は上海歴史館になっていた。

展示物には日本語の説明がある。バブル期の力を失った日本だが、昔の栄光の跡を見ると何となくうれしい。16:47。



歩き疲れたし、ホテルのある地域まで来たので一旦ホテルへタクシーで帰ることにする。
40分程度の休憩だ。


上海雑技団は19:30開始で静安寺駅から徒歩7分のホテル内にある。中華風サーカスだ。
19:05にホテルに着いたが上海雑技団の入口が分からない。ホテル受付で聞いたら今日は休演という。
残念だなんて言いながらホテル入口脇に掲げられた「雑技団」のポスターを見ようと、そばに行ったら、宝くじ売場のようなチケット売場があった。
明日の切符を買おうとしたら「今日は別館で公演する」とのことだったので切符購入。19:12。
150元/人のチケットと別館地図をもらい、ホテル玄関にいたタクシーで向かった。
タクシーの運ちゃんは道に迷いながら何とか19:27に別館着。


上海雑技団


席に着いたのは19:29でギリギリセーフだった。
開演時刻間際だったため、入場券の確認はあったが、半券は取られなかった。
席は、10人ぐらいが座っている長いすの一番奥だ。席の前後間が狭かったので「sorry」なんて言いながら、皆さんを立たせて自席へ進んだ。私の席の隣はスペインかポルトガル語系の女の人だった。

動画1
上がる時に命綱が足の間に入ったら大変だ。

動画2

21:15頃終了した。
アッという間のショーだった。サーカスを最後に見たのは、20年前に晴海でボリショイサーカスを見て以来だ。満足した。

95%の入り。観客の皆さんは欧米系ツアー客でゾロゾロとバスに飲み込まれていった。チラッとだが確認できたフリー客は我々だけみたいだ。

上海雑技団を見終わり、夕飯を食べに徒歩で10分の四川料理の名店「梅龍鎮酒家」へ行ったらお客がゾロゾロ出てくる。受付に聞いたらもう閉店という。21:30。
上海の料理屋は22:00閉店が多い。
昼飯が遅かったのでお腹が空いてはいなかったのと、歩き疲れていたので、他の店へ行く元気がなく、コンビニ弁当を酒を飲みながらホテルで食べることとした。

地下鉄で帰る。
途中、ローソンでコンビニ弁当とあんパン(PASCO)を買った。弁当の米は日本米より少し小さい粒の中国米だが、粘りがあるので違和感はない。しかし、味は古米系で、おかずが美味くなかった。失礼と思いながら弁当の1/3を残した。あんパンは日本と同じ味だった。餡は中国から、パンはオランダから伝わった食べ物だが、餡とパンを組み合わせたあんパンは、銀座木村屋の発明だ。
弁当と同時に買った、コウリャンで作られた白酒は、値段が高かった(400円程度、アルコール度50%)のだが臭くて飲めなかった。このお酒の臭いは豫園のレストラン街でもしていた。料理に使うお酒なのかもしれない。この夜は、この白酒が飲めなかったので、寝酒が不足気味だった。


2008.10.19(日)3日目 蘇州観光


上海から蘇州へのツアーは多くある。しかし、日本で調べたり、上海駅前の旅行社をチェックしたが全て車移動のツアーだ。
しかし蘇州へは、列車移動が一番だろう。我々は列車移動のため個人旅行となる。

上海駅では軟座用入口と硬座入口が分かれている。我々は一等座(軟座)だ。
軟座の待合室は、布製ソファーでチョット豪華だった。トイレも西洋式がある。そしてホームへ直接優先的に入れる。
ホームへは軟座の客が入場してから硬座の客が入場する。(この時は、軟座だと早く入れることを知らなかった。知ったのは帰りの列車に乗るときだ。)

硬座待合室と軟座待合室の間にある階段室から上海駅内を撮る。10:05






10:06


硬座待合室の椅子は、日本と同じくプラスチックだ。
D472の乗客が駅へ入場できるとのアナウンスがあった時に、我々は硬座待合室にいた。アナウンスがあってから改札がなかなか始まらないので、改札の近くへ移動していたら、またアナウンスがあり、大勢が改札へ殺到し始め、取り囲まれた。どうやら、最初のアナウンスは軟座向けだったようだ。(これも、帰りの蘇州駅で気づいた)
上海駅10:12発の和諧号。乗車したらすぐ出発した。不思議に思い、時刻表を調べたら始発が杭州の列車だった。
車内


椅子が何故か後ろ向きにセットされていた。進行方向は後ろである。
地図的に推測すると杭州発時は椅子の前向きに進み、上海で後ろ向きになるのかもしれない。

車窓。10:32
動画1

車窓 10:36
動画2

10:43定刻に蘇州駅着。蘇州駅の和諧号(ワカイゴウ)。



蘇州駅からタクシーで寒山寺へ。入場料20元。入口にある鐘の前で記念撮影。11:24。


この鐘は、伊藤博文が贈ったという鐘ではない。

寒山寺の5重塔



留園へタクシーで移動。

留園。入場料40元。日本で中華料理店の店名になるくらいの名園である。




   
ゴツゴツした岩が良いらしい。



留園から昼食を摂りに、徒歩15分の「松鶴楼」の支店「山塘店」へ行った。
本店(観前街)は、我々の観光コースだと便が悪い。
松鶴楼(山塘店)近くの水路。観光船が走る。12:40。



大きな写真
松鶴楼。蘇州を代表する名店と案内書に書いてある。確かに美味い。すごく旨い。大満足な味だ。



ただ、松鶴楼に関する注意は、我々のような飛び込み客とツアー予約客との差別が大きく、飛込みで入ると待遇が悪い店ということだ。
入口近くにテーブルは5つしかない、飛び込み客用エリアだ。床は木が剥き出し、使い古しの椅子は一枚の細い板を渡してあるだけ(カンナを使うときの台と同じ、もちろん背もたれはない)、テーブルは古い木の足とプリント合板だ。さらに近くは物置にされている場所で食事環境が悪い。

飛込みの我々は入口近くの飛び込み客席だ。料理を待つ間に、外国人団体観光客が続々と奥へ導かれていた。窓越しに暗く見える奥の席が良さそうなのに気づき、奥の席に替わりたいと言ったが満席理由で断られた。トイレついでに奥を見たが満員にウソは無かったようだ。奥は赤いじゅうたん敷きの床で、背もたれがある椅子、テーブルクロスが掛けられている何十ものテーブルがあった。
まあ、普通は飛び込み客への料理が高く、団体客へは安く提供されるものなので、差別されるのは分かる。松鶴楼は飛び込み客を粗略に扱ことでも、差別しているのだろう。

魚の揚げたのが、ここの名物料理甘酢あんかけの「松鼠桂魚」である。骨は丁寧に取ってある。箸で切りにくかったので、ナイフを要求したらレンゲを持ってきた。そして、こうするんだと最初は切り取って皿に盛ってくれた。美味い。手前がカニ味噌豆腐の「蟹粉豆腐」。絶品だ。その後ろにチンゲン菜と椎茸の炒めもの。美味い。それと写真に写っていないがチャーハンを頼んだ。それなりに美味い。
全て量が多い。腹いっぱい食べたが、1/3近く残さざるを得なかった。出された料理に店の奥と差別は無い。対応は悪かったが、また蘇州へ行けば絶対に行ってしまう店だ。ビール1本込みで250元(2人分)だった。


テーブル奥が物置になっていてガラクタのガラス板が積まれている。 大きな写真

帰国後、横浜中華街の聘珍樓で上海カニ味噌豆腐があったので、ここの味の再来を期待して頼んだ。聘珍樓では子皿で出てきて、量はここの数分の一だったのが残念だった。そして味は数十分の一だったのがもっと残念だった。3口で残した。今回の上海旅行とは関係ないのだが聘珍樓について書くと、十数年ほど前から聘珍樓の支店は味が悪いので期待してはいけないことを知っていたが、本店だけは美味いと思っていた。しかし、最近は横浜中華街本店でも味が落ちて悪くなっていたようだ。味を保たないでお客を呼ぼうとする会議ばっかりやったり、法人相手の宴会を重視する店になったのかな?そういえば、昔は店内が大混雑していたが、今回は空いていた。中華街最古の老舗でも、楽な商売を始めると、客は寄り付かなくなるものだ。法律で規制や利権を守ってもらえるような商売以外は、楽な商売はないのだろう。

食事後、タクシーで拙政園へ。庭園近くまでタクシーは入れない。4、500メートル手前で降りる。

拙政園。
これぞ天下の名園だそうだ。納得する。入場料70元。これは高過ぎなので納得できない!!。14:05。


拙政園



拙政園



広いので歩き回ると疲れる。

この後、博物館へ行った。蘇州は呉の都があったところだ。三国志で知る呉の孫権は残虐非道な悪役であるが、博物館で知る孫権は立派な人であった。博物館は、入場料が無料でトイレがきれいで、冷房が効いている。そして展示品が良かった。展示品はフラッシュ撮影禁止。

博物館出口近くの水路


博物館見物後、メインストリートに出てタクシーで駅へ向かおうとしたが、タクシーがなかなか捕まらなかった。

20分近く掛かってようやく捕まえたタクシーの中から、北塔報恩時の塔を撮る。15:02。


場所によりタクシーがつかまりにくい町だった。3人以上の蘇州半日観光だったら、タクシーを半日契約したほうが良いかもしれない。
300元しないだろう。また、帰国後に地図をみたら拙政園から駅まで歩いても10数分だった。あーア、歩けばよかった。

蘇州駅。「蘇」の字体が日本と同じで読める。


蘇州駅前。15:11。
動画

普通列車K469の硬座に座りご満悦である。16:30。

この席には先客が座っていた。
切符を見せながらここは私の席だといったら笑顔でどいた。
車内は、皆さんヒマワリの種やポッキーを食べたりで騒がしかった。
私は歩き疲れていたので、すぐ寝てしまった。


こういう列車に乗る場合は、人にあげられるお菓子を持っていると良い。
次回の旅行からは、日本の安売り店で180円の「亀田の6小袋入り柿ピー」やら99円の「ジャガリコ」を、いっぱい持って来よう。

蘇州駅始発だったが混んでおり、立っている乗客が2割程度いた。

帰国してから同僚Tが、新幹線でなく普通列車(しかも硬座)に乗れてよかったと感想を言っていたが、同感である。


上海駅で列車を降りた。まじめな私は駅構内を撮った。TはK469のすごくきれいな乗務員さんを撮った。が、カメラ持つ手が震えたのか、ピンボケだ。

上海駅構内。16:40。
動画


夕食を摂って帰ることにした。
リーズナブルな海鮮レストランという人民広場前駅から徒歩10分の店に行くことにする。
しかし探しても無い。近くのレストランの店員が、教えてやると地図を見たが、閉店しているとのこと。
成る程、あるべき場所は工事中だった。
閉店を教えてくれた店員の店に入る。店先に生簀があり客はそこから食材を選ぶ店だ。
大エビ、ボラ、シャコ、ハマグリ、ビールを頼んだ。揚げたり、炒めたり、塩味だったりケチャップ味だったりを選んだ。
まあまあの店だったが、言葉の問題で料理方法の豆板醤やら牡蠣油だったりを細かく指示出来ないのが残念だ。
また、野菜炒めを頼み忘れたのと、シャコの殻が上手くむけなかったのが思い出される。

タクシーでホテルへ帰る。
ホテルに帰ってから、ホテル近くにある「ヤオハン」に出かけ、食べ物系のお土産を買おうとしたが、買いたいものが無かった。
我々は、上海クッキーやら上海羊羹、上海センベイを探していたのだが、有ったのは、料理の仕方が分からない冬虫夏草やら液体100cc未満の制限がある機内持ち込みが心配な蜜蜂の巣などだったのだ。
帰りに、コンビニ(便利店)で寝酒用のお酒を買った。

誰かが飛ばしているのだろう、ホテル上空にダイオード発光する凧があった。そういえば朝から晩までホテル窓から揚がっている凧が見えた。

部屋で飲んで寝る。



2008.10.20(月)4日目


今日は帰国だ。世紀大道駅から約7分の龍陽路駅から、空港行き上海リニアが出る。

リニアの切符売り場。eチケットを見せると50元/人が40元/人の割引になる。40元支払うと「切符」と何故か「20元の領収書を2枚」渡された。7:30。


リニアの線路。ここのリニアは常温伝導の電磁石で浮遊走行する。


駅構内で列車到着を待つ。線路はホームの両側にある。


空港方向から列車が到着した。




リニア全中継。8分で着く。7:40発。



動画(&fmt=18オプション付き)

最高速度は301kmだった。450キロまで出るらしい。上海は電力不足のため速度を落としているという。
乗車率25%程度で空いていた。乗客は日本人が1/3。

リニアの後ろ(空港駅で)



龍陽路駅で乗車する時に、列車がホームに止まってもなかなか扉が開かなかった。扉前で待っていた一人の乗客が、扉左横の緑ボタンを押して扉を開いた。ホームで待っていた乗客がゾロゾロと入った。
なかなか扉が開かないので乗客が痺れを切らしてボタンを押したのか、いつも開かない運用なのかは分からない。
なお、写真のようにボタンに使用方法や機能を説明する表示は無い。下写真は龍陽路駅。


切符はリニア駅出口で回収されてしまう。20分間隔で運行しているので稼動している電車は1台だけかもしれない。
同じリニアの都営地下鉄の大江戸線とは違うであろう強力な磁気を心配したが、日本に帰って来ても腕時計に狂いは生じていない。

空港の案内板。第一ターミナルは国内線用。第二は国際線。


上海空港 第2ターミナル。8:05。


北京国際空港には負けるが立派である。



時刻表。4元。上海中心の時刻表で運賃は載っていない。


行きは新幹線(D472 軟座)


帰りは蘇州駅始発の特急列車(K469 硬座)。




空港で両替すると手数料(手続料)として50元(780円)取られる。
最後に、空港でみやげ物を買わせようとする意図は分かるが、トンでもない搾取で、国営空港で行う正しい行政(?)ではない。
両替は市中かホテルで行うのが正しい。今回の旅行での失敗だ。
しかし、この搾取に気づいたのは、帰国時の上海空港でなので遅すぎた。返して〜、往復で100元。


入場券、領収書1

入場券、領収書2


列車の切符は自動改札だと取られてしまうが、駅員の改札だと切符を渡した後に手を伸ばしたままだと切符の端を切って戻してくれる。
入場券、領収書3

上海までの燃油チャージは17600円だ。高い!

eチケット

前後の椅子間隔が短いJALでなく、ANAで良かった。

2010年5月からの万博には是非行きたい。その時は杭州と南京も回る予定だ。

終わり

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